FAX注文の“迷子化”を解消する圧着DM設計とは?
FAX注文が主流の業界では、同封物が増えるほど「どれを見れば注文できるのか」が分かりづらくなり、注文用紙が埋もれて反応低下につながるケースがあります。
本コラムでは、透明OPP封筒で複数同封していたDMを、A4圧着DM+中面にFAX用紙を固定する形状に刷新し、注文導線をシンプルに改善した設計ノウハウをご共有します。
背景・課題
ある出版社様では、特定施設に向けて法令系書籍の販売促進DMを送付していました。
透明OPP封筒に冊子・チラシ・FAX用紙を同封し、受け手は同封のFAX用紙に記入して注文する運用です。
一方で同封物が多いことで、FAX用紙が中に埋もれて見つけづらく、注文導線が分かりにくい(受け手が迷子になる)懸念がありました。
また記入項目の多さから「書くのが面倒」と感じられやすく、反応低下の要因になり得る課題として顕在化していました。
ご提案
「FAXで注文する」運用は維持しながら、注文までの導線を分かりやすくし、記入の負担も減らす設計に刷新しました。
① 同封物を絞って“注文導線”をシンプル化
冊子・チラシなどの構成を整理し、訴求点を明確に。
注文に必要なFAX用紙が埋もれない状態をつくりました。
② A4仕上がりの圧着DM+中面にFAX用紙を貼り付け
圧着を開くとFAX用紙が目に入る設計にすることで、
「どれで注文するのか」が一目で分かる導線に変更しました。
③ 顧客情報をFAX用紙へ事前印字して“書く手間”を削減
事前印字により記入項目を減らし、注文までの心理的ハードルを下げました。
「面倒」を感じにくい状態をつくることで、行動につながりやすくしました。
結果
結果受け手からは「事前に印字されているので注文が楽になった」と好評をいただき、注文数も増加しました。
注文数を上げるには、訴求内容だけでなく、注文用紙を目立たせ、手順と記入をシンプルにすることが重要です。
弊社では、お客様の課題に合わせたDM施策の改善をご提案しています。
まずはお気軽にご相談ください。
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