EC物流コストを下げる7つの方法|今日から効く改善策
導入
EC物流コストを下げる近道は、梱包資材・配送方法・保管効率・受発注の仕組みを見直し、無駄なコストが出ている箇所から着手することです。物流コストは放置すると利益率の低下に直結します。本記事では今日から取り組める7つの改善策を優先順位付きで解説します。梱包50円や保管5円/月/ピース(いずれも条件により変動)のように料金を公開している代行会社や、地方倉庫を活用する選択肢にも触れます。
結論:まず着手すべき改善策
結論から言うと、EC物流コストを下げる第一歩は「梱包資材の見直し」と「配送サイズ・配送方法の最適化」です。この2つは初期投資が少なく、短期間で効果を検証しやすいため優先的に着手する価値があります。その上で在庫管理や出荷オペレーションの自動化、発送代行・3PLの活用に取り組むと、コスト構造全体の改善につながりやすくなります。
物流コストは梱包費・配送料・保管料・人件費・システム利用料など複数の要素で構成されており、可視化しないまま見直しても効果は出にくいものです。まずは内訳を把握し、優先順位をつけて改善を進めましょう。
EC物流コストの内訳を把握する
EC物流コストは、梱包費(資材費・作業人件費)、配送料(運賃)、保管料(倉庫スペース)、入出庫費用(検品・ピッキング)、システム利用料(WMSなど)、人件費に分解できます。配送料と梱包費は出荷件数に比例して積み上がりやすく、改善効果を実感しやすい項目です。一方、保管料やシステム利用料は在庫回転率や業務自動化で改善するアプローチが有効です。項目ごとに無駄を把握することが、コスト削減の出発点になります。
コスト削減策1:梱包資材の見直し
商品サイズに対して過大な梱包材や緩衝材を使っていると、資材費の無駄につながります。サイズに合わせた資材選定や、ロット購入・仕入れ先見直しによる単価抑制が有効です。自動梱包機を使えば、商品サイズに応じて段ボールを自動でオーダーメイド成形でき、資材の無駄と作業時間の両方を削減しやすくなります。
梱包費用がどの程度圧縮できるかは、比較の仕方によってイメージが変わります。たとえばメールカスタマーセンターの自動梱包出荷は、ゆうパケットサイズで梱包50円+発送200円(全国一律、※2026年7月時点。条件により変動する場合があります)と料金を公開しています。一方、当社が確認した梱包代行の見積もり事例では、梱包作業のみで1件あたり150〜300円程度が相場目安です。梱包費用どうしで比較すると、当社の梱包50円は相場目安の1/3程度に抑えられるケースもあります(すべての荷物・条件で同様の差になるとは限りません)。梱包費と発送費を分けて比較することで、どこにコスト差が出ているのかを把握しやすくなります。
コスト削減策2:配送方法・サイズ規格の最適化
配送料はサイズや重量で料金区分が変わるのが一般的です。梱包サイズを少し小さくするだけで料金区分が下がり、配送料を抑えられる場合があります。ゆうパケットやゆうメールなど小型・薄型商材向けの配送方法は宅配便より料金を抑えやすいため、商品特性に応じた使い分けが重要です。ただし補償や追跡機能は方法によって異なるため、商品単価や再送リスクも踏まえて選定しましょう。
コスト削減策3:在庫・保管の効率化
在庫が過剰になると保管スペースを圧迫し、保管料の上昇につながります。売れ筋商品と滞留在庫を分けて管理し、回転率の低い商品は仕入れ量や保管方法を見直すことで、保管コストを削減できます。WMS(倉庫管理システム)で在庫を可視化すれば、欠品や過剰在庫を防ぎやすくなり、保管効率と出荷精度の両方が改善します。
保管料そのものを見直す視点も有効です。メールカスタマーセンターが連携する地方拠点では、保管料5円/月/ピースから利用できます(※2026年7月時点。条件により変動する場合があります)。都市部の倉庫に比べて坪単価を抑えやすい地方拠点を活用することで、作業品質を保ったまま保管コストを圧縮できる可能性があります。特に在庫回転率が低く長期保管になりがちな商品ほど、拠点選びによる保管料の差が効いてきます。
コスト削減策4:受発注・出荷オペレーションの自動化
出荷件数が増えるほど、人手による梱包・検品・出荷作業には人件費とヒューマンエラーのリスクが伴います。受注データとWMSを連携させ、ピッキングリストの自動作成や出荷指示のシステム化を進めれば、作業時間の短縮と誤出荷の防止が期待できます。自動梱包機を併用すれば人件費を抑えながら出荷スピードを高められ、出荷件数が多い事業者ほど効果は大きくなる傾向があります。
コスト削減策5〜7:配送委託先の見直しと外部活用
外部リソースの活用でコスト構造そのものを見直す方法もあります。
- 策5:配送委託先・契約条件の見直し:配送会社との契約を定期的に見直し、複数社から見積もりを取ることで自社に合った料金体系を選び直せる場合があります。
- 策6:発送代行・3PLの活用:梱包・保管・出荷を一括委託できれば、自社で倉庫や人員を抱えるより変動費化しやすく、繁忙期の波動にも対応しやすくなります。自動梱包機やWMSを備えた会社ならコストと品質の両立がしやすい傾向があります。
- 策7:出荷量に応じた配送特約の活用:一定の出荷量があれば大口向けの特約が用意されている場合があります。具体的な単価は契約条件により異なるため、まずは出荷規模を伝えて個別に相談することをおすすめします。
これらは物流体制そのものの見直しになるためハードルはやや高くなりますが、中長期的な改善効果は大きくなりやすい領域です。
まとめ
EC物流コストを下げるには、梱包資材の見直しや配送方法の最適化から始め、在庫管理の効率化、出荷オペレーションの自動化、発送代行・3PLの活用へと段階的に取り組むことが効果的です。まずは物流コストの内訳を可視化し、無駄を把握したうえで優先順位をつけて改善を進めましょう。
メールカスタマーセンター(MCC)/メールカスタマーセンターでは、自動梱包機やWMSを活用した3PLサービスにより、小口配送から大口配送まで柔軟に対応しています。連携拠点では小型自動倉庫と3種の自動梱包機(箱型・ポスト投函箱型・袋型)を組み合わせた人機ハイブリッド運用を行っており、国土交通省「物流施設におけるDX推進実証事業」に採択されています。この取り組みでは生産性3倍を目標に実証を進めています。自動倉庫によるピッキング支援(GTP方式)で誤出荷リスクを抑えつつ、地方拠点の活用で保管料は5円/月/ピースから(※2026年7月時点。条件により変動する場合があります)、作業品質を保ったまま倉庫料と配送料の二段でトータルコストを圧縮できる可能性があります。料金は出荷規模や商材によって異なりますので、まずは無料お見積もりにて現状の物流コストをお気軽にご相談ください。
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よくある質問
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| EC物流コストを下げる際、まず何から着手すればよいですか? | 梱包資材の見直しと配送方法・サイズ規格の最適化がおすすめです。初期投資が少なく、短期間で効果を検証しやすい施策です。 |
| 発送代行に切り替えると、必ず物流コストは下がりますか? | 必ずしも下がるとは限りません。出荷件数が少ない段階では委託コストが割高になる場合もあるため、自社の出荷規模や現状コストと比較した上で判断することをおすすめします。 |
| 配送料を抑えるにはどのような方法がありますか? | 梱包サイズを小さくして料金区分を下げる、ゆうパケットなどポスト投函が可能な配送方法を活用するといった方法が挙げられます。補償や追跡機能の有無も踏まえて選定してください。 |
| 大口出荷向けの特約はどのような事業者が対象になりますか? | 一定の出荷量がある事業者が対象となることが一般的ですが、具体的な条件や単価は会社や契約内容によって異なります。まずは出荷規模を伝えて個別に相談することをおすすめします。 |
| 梱包費と保管料、どちらから見直すべきですか? | 出荷件数が多い事業者は梱包費(資材費・作業費)の見直し効果が出やすく、在庫の滞留が多い事業者は保管料(拠点選定・保管坪単価)の見直し効果が出やすい傾向があります。自社のコスト内訳のどちらが大きいかを把握したうえで、優先順位をつけることをおすすめします。 |
※記載の料金は目安です。ゆうパケットの当社特約は税込・目安で、1cm 160円〜/2cm 176円〜/3cm 204円〜(通常250〜360円)。荷物の条件・数量・時期により変動し、最終的な金額は個別のお見積もりで確定します。
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