DMの発送に適した封筒とは?

DMに用いられる封筒には、大きく分けて「ビニール封筒」と「紙封筒」があります。それぞれの特徴やメリット・デメリットを見てみましょう。

【ビニール封筒】

低コストで利用できるため、非常に利用者が多いのがビニール封筒です。透明ビニールであれば内容物が分かりやすく、開封されやすいとされています。紙に比べて防水性が高く、強度もあるため水濡れなどによってDMが損傷されづらいのがメリットです。一方で、あまりにポピュラーで、質感も味気ないため、紙封筒に比べチープな印象を受ける人もいるようです。

コストパフォーマンスに優れたビニール封筒は、さらに「OPP封筒」と「ラッピング封筒」の2種類があります。ラッピング封筒は、CPP封筒とも呼ばれます。

  • <OPP封筒>

    一般的な封筒の形状をしているビニール封筒です。コストが安く資材の手配が容易なので、ロットに関わらず使用できるというメリットがあります。マチがないため、封入できる内容物には限度があり、複数の商材や、カタログやパンフレットのような厚みのある封入物は入れることができません。やや強度に難がある点に注意が必要です。

  • <ラッピング封筒(CPP封筒)>

    内容物に帯状のビニールを巻き付けるタイプのビニール封筒です。封入物の点数・部数が多い場合に適しています。また、あらかじめ用意していた独自デザインのビニールに、機械を用いて内容物を封入するので、ロットが大きいほど使用されます。OPP封筒に比べて強度があるため、単価が高くなっています。

【紙封筒】

デザインや紙質の工夫次第で高級感やセール感を出すなどさまざまなシーンを演出できます。一見しただけでは広告と分かりにくいので、ビニール封筒に比べて安心感を持つ人が多く、DMに抵抗がある人にも開封されやすいとされます。開封時に封筒の口や封入物を破ってしまいストレスを感じさせる可能性があります。また、ビニール封筒に比べてコストが高いです。

ビニール封筒と紙封筒、どちらの開封率が高い?
DMの開封率は企画内容(セール、クーポンなど)や時期的要因などに大きく影響されるため、一概にどちらの開封率が高いとは明言できません。開封率を上げるには、魅力的な企画を立案し、用途に適した封筒を利用することで、お客様の開封を促すことができていかが非常に重要な要素となります。

たとえば、透明なビニール封筒なら、内容物が見えることを活かして、クーポンや商品券など興味を引くポイントが見えやすいように封入することで開封率の向上が期待できます。デザイン重視の商材や食品などもビニール封筒を使って視覚的に訴求するとよいでしょう。

紙封筒の場合は内容物が見えないので、表に特典が封入されている旨を表記するなど、重要な通知があることを明記することで開封を促すことができるでしょう。紙の質感によって、触覚的なアプローチを工夫することも有効です。また、コンプレックス商材のように、お客様にとって知られたくない情報を封入する場合は紙封筒が適しています。

このようにそれぞれの封筒でメリット・デメリットがありますので、用途に応じて適切な封筒を選び、顧客にとって魅力的に映るDMを企画しましょう。

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