メーカー・卸のDM活用|カタログ定期発送と新製品案内の実務

「新製品が出るたびに、販売店へのカタログ発送で営業部門が数日つぶれてしまう」「定番カタログの改訂版を全取引先に送りたいが、宛先リストの管理が追いつかない」「倉庫に積まれたカタログの在庫と発送業務を、そろそろ外に出したい」——メーカー・卸売業のDM担当者から、こうしたご相談をよくいただきます。
この記事では、メーカー・卸ならではのDM活用として「新製品案内」と「定番カタログの定期発送」の2つに絞り、形状の選び方からコストの目安、運用を回すためのポイントまでを解説します。BtoB DM全般の基礎はBtoBダイレクトメールの解説記事に譲り、本記事は「カタログを継続的に届ける実務」に特化します。

メーカー・卸のカタログ発送が抱える3つの課題

メーカー・卸のDMは、小売業の販促DMとは性格が異なります。送る相手は消費者ではなく販売店・代理店・施工店などの「取引先」であり、カタログそのものが営業ツールとして店頭や商談で使われます。そのため、次のような課題が生じがちです。

発送が「定期・反復」で終わらない:新製品リリース、価格改定、カタログ改訂のたびに全取引先への発送が発生し、その都度、封入・宛名・発送の作業が営業や総務の手を止める。
宛先が動く:販売店の担当者交代・移転・閉店で、取引先リストは放置すると届かない宛先が増えていく。
厚物・重量物になりやすい:総合カタログは数十〜数百ページになることも多く、封筒サイズ・重量区分によって郵送料が大きく変わる。

なぜメーカー・卸の販売店支援に「紙のカタログDM」が効くのか

デジタルカタログやPDF配布が普及しても、紙のカタログ送付が続いているのには理由があります。

店頭・商談の現場で「モノ」として使われる:販売店にとってカタログは、来店客への説明ツールそのもの。手元に最新版があるかどうかが、そのまま自社製品の売られやすさに直結します。
担当者に確実に届く:メールは埋もれても、社名・部署宛の郵便物は取引先の社内で確実に回覧されます。決裁者・仕入担当の手元に物理的に残る点は、一般にBtoB DMの強みとされています。
「定期的に届く」こと自体が関係維持になる:新製品案内やカタログ改訂版が定期的に届くメーカーは、販売店から見て「動いている取引先」です。発送の継続が、営業訪問を補完する接点になります。

用途別・形状の選び方

メーカー・卸のDMは、大きく「新製品・改定の速報」と「定番カタログ本体」で最適な形状が分かれます。

用途おすすめの形状理由
新製品・価格改定の速報A4圧着・圧着ハガキ情報量と郵送コストのバランスが良く、開封の手間なく確実に読まれる
定番カタログ・総合カタログ角2封書(A4封入)冊子をそのまま封入でき、送付状・注文書など複数点の同梱も可能
薄手のリーフレット・案内状長3封書・ハガキ点数が少なく軽量な案内に向く

カタログ本体の発送で軸になるのは角2封書DM(A4封入)です。A4冊子を折らずに封入でき、送付状・価格表・FAX注文書といった営業資材を一緒に同梱できるため、「販売店がすぐ発注できる状態」で届けられます。
なお、冊子カタログのような印刷物はゆうメールで送れるケースが多く、当社の特約ゆうメールを使えば郵送料を大きく抑えられます(信書は送れないため、送付状などの内容物は個別に確認が必要です)。

コストの目安

メールカスタマーセンターは年間3億通の発送実績があり、ゆうメールの大口特約により低単価での発送が可能です。目安は以下のとおりです(いずれも税別・部数や仕様により変動する目安で、正式には個別見積で確定します)。

依頼内容目安単価(税別)備考
発送のみ(特約ゆうメール)63円〜/通印刷済みカタログの持ち込みOK。定形外比 約65%減(※)
フルセット(はがきDM)79円〜/通印刷+作業+発送込み、5,000部時
フルセット(圧着ハガキDM)84円〜/通同上
フルセット(A4圧着DM)105円〜/通同上。部数により逓減

※定形外郵便(規格内100g)通常190円と、当社特約ゆうメール63円〜/通(最大36×25×3cm以内)を比較した場合の目安です。
すでに他社のネット印刷などで刷ったカタログをお持ちの場合も、封入・宛名・発送だけをご依頼いただけます。取引先数が数百件規模のメーカー・卸でも、最小100通〜対応可能です。

定期発送を回すための運用ポイント

① 取引先リストを「発送のたびに」更新する

販売店リストは担当者交代・移転で常に動きます。発送後に返送された不達分をリストに反映するサイクルを作るだけで、次回以降の無駄な発送を減らせます。法人リストの作り方・整備の考え方は法人リストの作成・入手方法の解説記事で詳しく説明しています。

② 「速報は圧着、本体は封書」の2階建てにする

すべての案内を総合カタログに載せて送ると、コストも制作リードタイムも重くなります。新製品や価格改定はA4圧着などの軽い形状で速報し、カタログ本体は改訂サイクルに合わせて角2封書で送る——という2階建てにすると、発送頻度を上げながら年間コストを抑えられます。

③ 同梱物で「次のアクション」を用意する

カタログを送って終わりにせず、注文書・キャンペーン案内・担当営業の連絡先などを同梱し、販売店がその場で動ける導線を作ります。封書DMなら複数点の同梱が可能なため、発送のタイミングごとに同梱物を差し替える運用がしやすくなります。

FAQ|メーカー・卸のカタログ発送でよくある質問

Q. 印刷済みのカタログを持ち込んで、封入と発送だけ頼めますか?
A. 可能です。お手元の印刷物をお送りいただければ、封入・宛名印字・発送までを一括で対応します。発送のみのご依頼も承ります。

Q. カタログはゆうメールで送れますか?
A. 冊子カタログなどの印刷物はゆうメールで送れるケースが多いですが、ゆうメールでは信書を送ることができません。送付状など同梱物の内容によっては信書に該当する可能性があるため、個別にご確認・ご相談ください。

Q. 取引先が数百件しかなくても依頼できますか?
A. 最小100通から対応しています。小ロットの場合、データ不備がなければ最短3営業日での発送も可能です。

まとめ

・メーカー・卸のDMは、販売店・代理店への「カタログ=営業ツール」の供給であり、定期・反復の発送体制づくりが本質
・新製品案内はA4圧着など軽い形状、定番カタログは角2封書、と用途で使い分ける
・冊子カタログは特約ゆうメールで63円〜/通(税別・目安)。印刷済みの持ち込みや発送のみの依頼も可能
・取引先リストは発送のたびに不達分を反映して鮮度を保つ

メールカスタマーセンターでは、カタログの封入・宛名・発送から定期発送の運用設計まで一括でご対応しています。現在の発送体制やおおよその部数がわかれば、概算のご案内も可能です。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の執筆・監修

メールカスタマーセンター編集部(メールカスタマーセンター株式会社
年間3億通のDM・郵便物の発送を手がける発送代行会社として、日本郵便の特約契約にもとづく実務経験をもとに執筆・監修しています。
公開日:2026年7月20日

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