梱包コストを削減する6つの方法|資材費と作業費の見直し

はじめに

結論から言うと、梱包コストの削減は、費用を「資材費・作業費・間接費」の3つに分解し、単価と工数の両面から見直すことが最も確実です。梱包コストは1件あたりでは小さく見えても、出荷件数に比例して積み上がるため、月間・年間で見ると利益を圧迫する要因になりがちです。たとえば梱包作業を外部委託する場合、メールカスタマーセンター(MCC)が確認した見積もり事例では、1件あたり150〜300円程度が目安です。一方、自動梱包機を活用した発送代行では梱包50円〜(ゆうパケットサイズの梱包料金。※2026年7月時点。条件により変動する場合があります)で提供されるケースもあり、同じ梱包でも進め方によって費用水準は大きく変わります。本記事では、梱包コストの構造、削減の6つの方法、効果と優先順位、そして自動梱包機を使う発送代行という選択肢まで、EC・通販事業者向けに解説します。

1. 梱包コストの構造|資材費・作業費・間接費

梱包コストの削減を検討する際は、まず自社の梱包コストがどこで発生しているかを分解して把握することが出発点になります。梱包コストは大きく次の3つに分けられます。

区分主な内訳特徴
資材費ダンボール・封筒・緩衝材・テープ・ラベルなどの購入費出荷件数に比例して増える。単価と使用量の両方が変数になる
作業費梱包に携わるスタッフの人件費、採用・教育・管理の工数1件あたりの作業時間×時給で決まる。属人化すると増えやすい
間接費資材の保管スペース、発注・在庫管理の手間、梱包ミスによる再送やクレーム対応帳簿上は見えにくいが確実に発生する「隠れコスト」

自社の梱包コストを「(資材費+作業費+間接費)÷月間出荷件数」で1件あたりに換算してみると、削減余地の大きさが見えやすくなります。注意したいのは、資材の単価だけを見て安い資材に切り替えると、強度不足による破損やクレームが増え、間接費がかえって膨らむ本末転倒が起こりうる点です。3つの区分をセットで見直すことが、失敗しない梱包コスト削減の前提になります。

2. 梱包コストを削減する6つの方法

方法①:資材の単価と調達方法を見直す

同じ規格のダンボールや緩衝材でも、仕入先や発注ロットによって単価は変わります。複数の資材業者から相見積もりを取る、使用量の多い資材はまとめ買いに切り替える、使用する資材の種類を絞り込んで発注を集約する、といった調達面の見直しは、作業のやり方を変えずに効果が出やすい方法です。ただし、必要な強度まで落とすと破損・クレーム増につながるため、サンプルでの強度確認とセットで進めることをおすすめします。

方法②:梱包サイズを適正化する

商品に対して大きすぎる箱は、資材費が高くつくだけでなく、隙間を埋める緩衝材の使用量も増やします。さらに配送料はサイズ区分で決まることが多いため、ひと回り小さい資材に見直すことで配送料を抑えられる可能性があります。売れ筋商品の実寸を測り、よく使う資材サイズを2〜3種類に最適化するだけでも、資材費・緩衝材・配送料の三方向で効果が見込めます。

方法③:梱包作業を標準化する

担当者によって梱包の手順や緩衝材の量がばらつくと、作業時間・資材使用量の両方が安定しません。商品カテゴリーごとに「標準梱包仕様」(使う資材・緩衝材の量・手順)を写真付きで文書化し、誰が作業しても同じ品質・同じ時間で仕上がる状態を目指しましょう。標準化は新人教育の時間短縮や、梱包ミスによる再作業の削減にもつながります。

方法④:同梱・出荷ルールを整備する

複数商品の注文を別々に梱包・発送していると、資材費も配送料も件数分かかります。同梱可否の判定ルールをあらかじめ決めておく、出荷締め時間を設けて注文をまとめて処理する、ピッキングと梱包の担当を分けて流れ作業にする、といった運用ルールの整備は、投資ゼロで作業費を圧縮できる打ち手です。

方法⑤:自動化・機械化を取り入れる

出荷件数が増えてきたら、製函機・封函機・緩衝材投入機・自動梱包機といった機械化の検討段階に入ります。機械化は1件あたりの作業時間を安定して短縮できる一方、機器の導入費用や設置スペース、保守が必要になるため、出荷量と投資回収のバランスの見極めが重要です。自動梱包機の仕組みや種類は、関連記事「梱包作業の効率化・自動化」で詳しく解説しています。

方法⑥:梱包工程ごと外部委託する

梱包を発送代行会社へ委託すると、人件費や資材管理の固定的な負担を出荷件数に応じた従量課金へ置き換えられます。繁忙期の波動を委託先の体制で吸収できること、梱包スペースを在庫や他業務に転用できることもメリットです。費用は、当社が確認した梱包代行の見積もり事例では1件あたり150〜300円程度が目安ですが、自動梱包機を活用する代行サービスでは梱包50円(ゆうパケットサイズの場合。※2026年7月時点。条件により変動する場合があります)といった料金公開型もあります。

3. 削減効果と優先順位の付け方

6つの方法は、必要な投資と効果の出方が異なります。自社の状況に合わせて着手順を決めましょう。

方法初期投資効果が出るまで向いているケース
①資材の見直しほぼ不要次回発注からすべての事業者
②サイズ適正化ほぼ不要すぐ〜1か月資材サイズが商品と合っていない場合
③作業の標準化ほぼ不要(工数のみ)1〜3か月複数人で梱包している場合
④同梱・出荷ルール整備ほぼ不要1〜3か月同梱注文・多SKUが多い場合
⑤自動化・機械化大きい半年〜出荷量が多く安定している場合
⑥外部委託小さい(初期費用は委託先による)1〜2か月波動が大きい・人手不足の場合

優先順位の基本は、投資がほぼ不要な①②④から着手し、並行して③の標準化を進めることです。標準化された梱包仕様は、その後⑤の機械化や⑥の外部委託を検討する際の要件定義にもそのまま使えます。月間の出荷件数が増えて人手が限界に近づいてきたら、⑤の自社投資と⑥の外部委託を、費用総額と柔軟性の両面で比較検討する段階です。

4. 自動梱包機を使う発送代行という選択肢

⑤の機械化と⑥の外部委託を同時に実現する選択肢が、自動梱包機を導入している発送代行の活用です。メールカスタマーセンターの自動梱包出荷は、料金をすべて公開している点が特長です。

項目料金条件
自動梱包出荷(ゆうパケットサイズ)梱包50円+発送200円発送は全国一律
自動梱包出荷(ゆうパック60)梱包80円+発送420円北海道・沖縄を除く
保管料5円/月/ピース
運用管理費3万円/月

※2026年7月時点。条件により変動する場合があります。

梱包作業を外部委託する場合、当社が確認した見積もり事例では1件あたり150〜300円程度が目安のため、当社の梱包費用50円と梱包費用どうしで比較すると、1/3程度に抑えられるケースもあります。ただし、商品特性や梱包仕様によってはこの水準が当てはまらない場合もあるため、実際の費用は見積もりでの確認をおすすめします。

また、メールカスタマーセンターは自社倉庫を持たない中立的な立場で、全国の協力倉庫から最適な拠点をご提案できるのも特長です(主要都市はもちろん新潟など地方にも広く対応しています。一部対応不可のエリアがあります)。移管時は在庫移動からWMS設定までフルサポートするため、自社梱包からの切り替えもスムーズに進めやすくなっています。委託を検討する際は、現在の梱包コスト(資材費・作業費・間接費)を1件あたりで算出したうえで無料見積もりを取ると、削減余地を具体的な金額で比較できます。

まとめ

梱包コストの削減は、資材費・作業費・間接費の3つに分解して現状を把握し、投資のいらない「資材の見直し・サイズ適正化・標準化・出荷ルール整備」から着手するのが基本です。出荷件数が増えて人手や時間が限界に近づいてきたら、自動化・機械化への投資と外部委託を費用総額で比較する段階に入ります。

自動梱包機を活用した発送代行なら、機械化のメリットを初期投資なしで取り入れられます。メールカスタマーセンターでは、梱包50円〜(ゆうパケットサイズ。※2026年7月時点。条件により変動する場合があります)をはじめ料金を公開しており、現状コストとの比較がしやすい体系です。まずは無料見積もりで、自社の出荷実態に対してどの程度の削減余地があるか、お気軽にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

質問回答
梱包コストには何が含まれますか?大きく分けて、ダンボールや緩衝材などの資材費、梱包スタッフの人件費である作業費、資材の保管スペースや梱包ミス対応などの間接費の3つです。削減を検討する際は、この3つの合計を出荷件数で割り、1件あたりのコストとして把握することをおすすめします。
梱包コスト削減はどこから着手すべきですか?初期投資がほぼ不要な「資材の調達見直し」「梱包サイズの適正化」「同梱・出荷ルールの整備」から着手するのが基本です。並行して梱包作業の標準化を進めると、その後の機械化や外部委託の検討にも活かせます。
資材の単価を下げると商品の破損が心配です。必要な強度を下回る資材に切り替えると、破損・クレーム対応という間接費が増えて逆効果になる場合があります。単価だけでなく、サンプルでの強度確認や再送コストまで含めた総額で判断することが大切です。
どのくらいの出荷量になったら外部委託を検討すべきですか?明確な基準はありませんが、梱包のための残業が常態化してきた、繁忙期に出荷が追いつかない、梱包スペースが不足してきた、といったサインが出てきたら検討のタイミングです。従量課金が中心のため、波動が大きい事業者ほどメリットを感じやすい傾向があります。
梱包を外部委託した場合の費用相場はどのくらいですか?当社が確認した梱包代行の見積もり事例では、1件あたり150〜300円程度が目安です。自動梱包機を活用するサービスでは、ゆうパケットサイズで梱包50円(※2026年7月時点。条件により変動する場合があります)といった料金公開型もあり、梱包費用どうしの比較では1/3程度に抑えられるケースもあります。ただし商品特性や梱包仕様によっては当てはまらない場合もあるため、個別見積もりでの確認をおすすめします。

※記載の料金は目安です。ゆうパケットの当社特約は税込・目安で、1cm 160円〜/2cm 176円〜/3cm 204円〜(通常250〜360円)。荷物の条件・数量・時期により変動し、最終的な金額は個別のお見積もりで確定します。

関連:物流支援(EC物流アウトソーシング)グッズ・小物の発送代行

この記事の執筆・監修

メールカスタマーセンター編集部(メールカスタマーセンター株式会社
年間3億通のDM・郵便物の発送を手がける発送代行会社として、日本郵便の特約契約にもとづく実務経験をもとに執筆・監修しています。
公開日:2026年7月28日

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