ダンボールサイズの選び方|60・80・100の測り方と送料
はじめに
結論から言うと、ダンボールサイズ選びのコツは「3辺合計(縦+横+高さ)で決まる宅配サイズ規格を理解し、外寸を正しく測って、商品が入る範囲でできるだけ小さい箱を選ぶ」ことに尽きます。配送料は箱の中身の重さよりも、まず箱の大きさ(サイズ区分)で決まる仕組みが基本のため、1つ上の区分にはみ出すだけで送料が上がってしまいます。逆に言えば、適切なサイズ選びは送料圧縮に直結する打ち手です。本記事では、宅配サイズ規格の考え方、外寸の正しい測り方、60・80・100サイズの目安、送料が変わる仕組みと箱選びのコツ、そして法人の送料を下げる選択肢まで、EC・通販事業者向けに解説します。大口特約でゆうパック60が400円〜になるケースなど、法人向けの料金圧縮策にも触れます。
1. 宅配サイズ規格とは|「3辺合計」で決まる仕組み
宅配便のサイズ区分は、荷物の「縦+横+高さ」の3辺合計(cm)で決まる仕組みが基本です。たとえば3辺合計が60cm以内なら「60サイズ」、80cm以内なら「80サイズ」といったように、10cm刻みで区分が上がっていきます。
多くの宅配サービスでは、この3辺合計による区分と、区分ごとの重量上限の両方を満たす必要があります。たとえば同じ60サイズでも「重量2kg以内」といった上限が別に設けられているのが一般的です。つまり「箱は小さいのに中身が重い」場合は、重量側の上限で区分が上がることもあります。
まず押さえておきたいのは、送料は中身の実重量そのものよりも、この3辺合計によるサイズ区分で決まる部分が大きいという点です。だからこそ、箱の選び方が送料を左右します。なお各サービスのサイズ区分・重量上限・料金は改定される場合があるため、実際の発送時は日本郵便・ヤマト運輸など各社公式サイトで最新の規格をご確認ください。
2. ダンボールサイズの正しい測り方|外寸と膨らみに注意
宅配サイズ規格で使うのは、箱の「外寸(外側の寸法)」です。ダンボールの寸法には内寸(中に入る空間の寸法)と外寸の2種類があり、資材の板厚のぶんだけ外寸のほうが大きくなります。サイズ区分の判定は外寸で行われるため、測り間違いに注意が必要です。
正しく測るためのポイントは次の通りです。
- 外寸で測る:メジャーを箱のいちばん外側にあて、縦・横・高さをそれぞれ測って合計します。資材のカタログに記載された「内寸」をそのまま使うと、板厚ぶん小さく見積もってしまうため注意します
- 梱包後の「膨らみ」を含めて測る:中身を詰めてフタを閉じると、箱がわずかに膨らんだり、フタが完全に閉まらず盛り上がったりすることがあります。区分の境界ギリギリの箱は、梱包後の実測で1〜2cm超過しがちです
- テープ・ラベルの厚みは通常無視できる:封緘テープや送り状の厚みはごくわずかなため、区分判定に影響することはほとんどありません。問題になるのは箱そのものの膨らみです
- いちばん長い部分で測る:箱がゆがんでいる場合は、各辺のいちばん長いところを測ります
特に区分の境界に近いサイズの箱を使う場合は、商品を詰めた「梱包後の状態」で必ず実測することをおすすめします。カタログ寸法だけで判断すると、膨らみによって想定より1区分上がってしまうことがあります。
3. 60・80・100サイズの目安と入る商品例
代表的な60・80・100サイズについて、3辺合計の目安と、入る商品例の目安を整理しました。
| サイズ区分 | 3辺合計の目安 | 入る商品例の目安 |
|---|---|---|
| 60サイズ | 60cm以内(例:25×20×15cmなど) | コスメ・アクセサリー、文庫本数冊、小型雑貨、Tシャツ数枚、マグカップ1個など |
| 80サイズ | 80cm以内(例:34×25×21cmなど) | スニーカー1足、書籍・雑誌のまとめ買い、衣類数点、A4書類ファイル、小型家電など |
| 100サイズ | 100cm以内(例:38×32×30cmなど) | 厚手の衣類・寝具、複数商品の同梱、中型の雑貨、やや大きめの家電など |
※上記は一般的なダンボールサイズと商品の対応の「目安」です。実際に入る商品は箱の形状や商品の大きさ・緩衝材の量によって変わります。採用する際は現物で確認してください。※2026年7月時点。条件により変動する場合があります。
同じ「60サイズ」でも、細長い箱・平たい箱・立方体に近い箱など形状はさまざまで、入る商品の相性が変わります。たとえば衣類なら平たい箱、割れ物なら緩衝材を入れる余裕のある少し大きめの箱、というように、商品の形と保護の必要度に合わせて箱の形状も選ぶと無駄が減ります。
4. サイズ区分が下がると送料が変わる仕組み
宅配便の料金は、多くのサービスで「サイズ区分×配送エリア」の組み合わせで決まります。そのため、同じ商品でも箱を一回り小さくしてサイズ区分を1つ下げられれば、それだけで送料が下がる仕組みです。
たとえば、これまで80サイズで送っていた商品を、緩衝材の入れ方や箱の見直しで60サイズに収められれば、1件あたりの送料差が生まれます。1件あたりの差は数十円〜100円台でも、出荷件数が月に数百・数千件と積み上がる事業者では、年間で見ると無視できない金額になります。
ここで重要なのは、資材費(箱そのものの単価)よりも、送料への影響のほうが大きいケースが多いという点です。少し高い箱でも、サイズ区分を1つ下げられるなら、送料の圧縮でトータルコストが下がる場合があります。箱選びは「箱の値段」だけでなく「送料区分への影響」までセットで考えることが、コスト最適化の基本です。
なお、区分を下げようと箱を小さくしすぎると、緩衝材が入らず商品が破損するリスクが高まります。送料と商品保護のバランスを取る箱選びが求められます。
5. 送料を抑える箱選びのコツ
サイズ区分と商品保護を両立しながら送料を抑えるための、実践的なコツを紹介します。
- 商品ごとに「基準となる箱」を決めておく:主力商品の梱包に使う箱をあらかじめ決め、標準梱包仕様として文書化しておくと、担当者が変わってもサイズ区分がぶれにくくなります
- 区分の境界に余裕を持たせる:3辺合計が区分ギリギリの箱は、膨らみで区分が上がりやすいため、境界から少し内側に収まる箱を選ぶと安定します
- 箱のサイズ展開を絞る:扱う箱の種類を絞ると、まとめ買いで単価交渉がしやすくなり、在庫管理もシンプルになります。よく使う数種類に集約するのが基本です
- 緩衝材の量まで含めて設計する:箱だけを小さくしても、緩衝材が入らなければ意味がありません。商品+必要な緩衝材がぴったり収まるサイズを基準に選びます
- 同梱ルールを整理する:複数商品を同梱するとサイズ区分が上がることがあります。同梱でどの区分になるかを事前に整理し、区分が上がりすぎる組み合わせは分割発送を検討します
これらを標準化しておくと、出荷のたびに箱選びで迷うことがなくなり、サイズ区分の安定と作業効率の両立につながります。
6. 法人の送料を下げる選択肢|発送代行という手段
箱選びによるサイズ区分の最適化は、自社でできる送料圧縮の基本です。一方で、出荷件数が一定規模を超えてくると、「そもそも1件あたりの配送単価そのものを下げられないか」という視点も重要になります。個人・小規模で契約する運賃と、大口でまとめて契約する運賃には差があるためです。
こうした配送単価そのものの圧縮を検討する際の選択肢の一つが、発送代行サービスの活用です。メールカスタマーセンター(MCC)では、宅急便・飛脚宅配便・ゆうパックの大手3社に加え、西濃運輸・福山通運の路線便、チャーター手配まで幅広く取り扱っています。たとえばゆうパック60サイズは、東京発〜中国・四国エリアで400円〜でご案内できる場合があります。400円〜は一定の条件を満たす場合の料金で、荷物条件・数量により異なります(※2026年7月時点)。日本郵便の基本運賃(同区間・60サイズ 810円〜・2026年7月時点)と比べて送料を抑えられる場合がありますが、削減幅は荷物の条件により異なります。
自社での箱選び・サイズ区分の最適化を進めたうえで、配送単価そのものの見直しも視野に入れると、送料コストはさらに圧縮できる可能性があります。荷物のサイズや出荷量に応じて、最適な配送手段を組み合わせて提案してもらえる点も、発送代行を活用するメリットです。
まとめ
ダンボールサイズは「3辺合計(縦+横+高さ)で決まる宅配サイズ規格」を理解し、外寸を梱包後の膨らみまで含めて正しく測ったうえで、商品が入る範囲でできるだけ小さい区分に収めるのが選び方の基本です。送料はサイズ区分で決まる部分が大きいため、箱を一回り小さくして区分を1つ下げられれば、送料の圧縮につながります。資材費だけでなく送料区分への影響まで含めたトータルコストで箱を選ぶことが、コスト最適化の第一歩です。
自社での箱選びによる最適化を進めたうえで、出荷量が増えてきたら、発送代行による配送単価そのものの見直しも検討してみてください。メールカスタマーセンターでは、大手3社から路線便・チャーターまで幅広い配送手段の中から、荷物サイズごとに最適な組み合わせをご提案しています。まずは無料見積もりで、自社の送料をどの程度圧縮できるか確認してみることをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| ダンボールのサイズは内寸と外寸のどちらで測ればよいですか? | 宅配サイズ規格の判定は「外寸(外側の寸法)」で行います。資材カタログには内寸が記載されていることも多いため、そのまま使うと板厚ぶん小さく見積もってしまいます。実際の判定に使う縦・横・高さは、箱のいちばん外側をメジャーで測って合計してください。 |
| 60サイズ・80サイズはそれぞれどのくらいの大きさですか? | 3辺合計(縦+横+高さ)が60cm以内なら60サイズ、80cm以内なら80サイズが目安です。60サイズはコスメや小型雑貨、80サイズはスニーカーや書籍のまとめ買いなどが入る大きさが目安になります。実際に入る商品は箱の形状によって変わるため、現物で確認してください。 |
| 箱が区分の境界ギリギリのとき、どう判断すればよいですか? | 中身を詰めてフタを閉じた「梱包後の状態」で必ず実測してください。箱は梱包後に膨らむことがあり、境界ギリギリだと1〜2cm超過して区分が1つ上がることがあります。心配な場合は、境界から少し内側に収まる箱を選ぶと安定します。 |
| 送料を下げるには、箱を小さくすればするほどよいですか? | サイズ区分を下げると送料は下がりやすくなりますが、小さくしすぎると緩衝材が入らず商品が破損するリスクが高まります。商品+必要な緩衝材がぴったり収まるサイズを基準に選び、送料と商品保護のバランスを取ることが大切です。 |
| 出荷件数が多い場合、箱選び以外に送料を下げる方法はありますか? | 大口でまとめて配送を契約すると、1件あたりの配送単価そのものを下げられる場合があります。発送代行サービスの活用もその一つで、メールカスタマーセンターではゆうパック60サイズを東京発〜中国・四国エリアで400円〜ご案内できる場合があります(一定条件を満たす場合の料金。※2026年7月時点。条件により変動する場合があります)。箱選びによる最適化とあわせて検討してみてください。 |
※記載の料金は目安です。荷物の条件・数量・時期により変動し、最終的な金額は個別のお見積もりで確定します。
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