クリニック・歯科のDM活用|リコール・検診案内で再来院を増やす
「定期検診の時期が来ているのに、来院が途切れてしまう患者さんが多い」「リコールはがきを院内で手作業で出しているが、スタッフの負担が大きい」「診療内容が書かれたはがきをそのまま送ってよいのか不安」——クリニック・歯科医院のDM運用では、こうした悩みをよく伺います。
この記事では、リコール(定期検診の再案内)や検診案内のDMを、患者情報に配慮しながら無理なく継続する方法を、発送代行の視点から解説します。
クリニック・歯科の集患課題と「リコール」の重要性
クリニック経営において、新規患者の獲得には広告費や紹介施策などのコストがかかります。一方、一度来院した患者さんは、すでに医院を認知し、カルテ情報(住所)を適切に保有している相手です。一般に、治療完了後や検診時期の患者さんへの再案内(リコール)は、新規集患よりも低コストで来院につながりやすいと言われます。
特に歯科では、治療が終わると通院が途切れやすく、「痛くなったらまた行く」という患者さんが多いのが実情です。定期検診・メンテナンスの案内を適切なタイミングで届けられるかどうかが、再来院率を左右します。この構図は、当社コラム「休眠顧客の掘り起こしにDMが最適な理由」で解説している休眠顧客アプローチと同じ考え方です。
なぜクリニックのリコールにDM(はがき)が効くのか
メールやLINEでの案内も普及していますが、クリニックのリコールでは紙のDMに固有の強みがあります。
・連絡先が「住所」で揃っている:カルテには必ず住所があります。メールアドレスやLINE登録は取得率にばらつきがありますが、住所ベースのDMなら来院歴のある患者さん全員に届けられます。
・幅広い年齢層に届く:高齢の患者さんを含め、スマートフォンの利用状況に左右されずに案内できます。
・手元に残る:「次の検診は〇月頃」という案内は、冷蔵庫や掲示板に貼っておける紙媒体と相性が良い情報です。
・タイミングを設計できる:「前回来院から6か月後」など、患者さんごとの検診時期に合わせた発送計画を立てられます。
形状の選び方:通常はがきと圧着ハガキの使い分け
リコール・検診案内のDMで主に使われるのは、通常はがきと圧着ハガキの2形状です。選び方の軸は「案内の内容がどこまで踏み込むか」です。
| 形状 | 向いている案内 | 特徴 |
| 通常はがき | 検診時期の一般的なお知らせ、休診・移転案内、キャンペーン告知 | 低コストで出しやすい。内容が第三者の目に触れる前提で文面を作る |
| 圧着ハガキ | 前回来院日や検診項目など、個別性のある案内 | 中面が糊で閉じられており、開くまで内容が見えない。情報量ははがきの約2倍 |
患者情報への配慮は圧着ハガキで解決しやすい
クリニックのDMで最も気をつけたいのが、患者情報への配慮です。通常はがきは配達の過程やご家族の目に文面がそのまま触れるため、「〇〇の治療をされた方へ」のような診療内容がわかる表現は避けるのが原則です。
圧着ハガキであれば、表面は医院名と宛名のみにして、前回来院日や検診のご案内といった個別性のある情報は圧着面の内側に印字できます。宛名や来院時期ごとの差し込み(バリアブル印字)にも対応できるため、「〇〇様の次回検診の目安は〇月です」といったパーソナライズも可能です。
また、患者リストを外部の発送代行に預けること自体に不安を感じる方は、委託時のセキュリティ体制のチェックポイントをまとめた「DM発送代行のセキュリティ」もあわせてご覧ください。
なお、リコールはがきや検診案内は、記載内容によっては信書に該当する可能性があります。信書に該当する場合はゆうメール等では送れないため、文面に応じた送り方の個別確認が必要です(当社でも文面を拝見して都度ご案内しています)。
費用の目安:1通いくらで出せるか
当社(メールカスタマーセンター)では、印刷から宛名印字・発送までを一括で行う「フルセット」のほか、院内で印刷したはがきの発送だけをお任せいただく「発送のみ」にも対応しています。料金の目安は以下のとおりです。
| 依頼形態 | 目安単価(税別) | 備考 |
| はがき・フルセット(印刷+宛名印字+発送) | 79円〜/通 | 5,000部時の目安。部数により逓減 |
| 圧着ハガキ・フルセット | 84円〜/通 | 5,000部時の目安。部数により逓減 |
| 発送のみ(特約ゆうメール) | 63円〜/通 | 定形外郵便との比較で約65%減の目安※ |
※定形外郵便(規格内・100g)通常190円と当社特約ゆうメール63円〜/通の比較目安です(最大36×25×3cm以内などの条件があります)。いずれの単価も目安であり、仕様・部数に応じた個別のお見積りで確定します。
ご自身の部数・仕様での概算は、料金シミュレーターでその場で試算できます。
運用のポイント:リコールDMを「続く仕組み」にする
① 月次の定期発送に落とし込む
リコールは1回の大量発送ではなく、「今月検診時期を迎える患者さん」に毎月少量ずつ送り続ける施策です。当社は最小100通からの発送に対応しており、小ロットであれば最短3営業日での発送も可能なため、月次運用に組み込みやすいのが特長です。
② リストは出す前に整える
長期間来院のない患者さんは転居している場合があります。過去に返送(不達)となった宛先の除外や重複チェックを行ってから発送することで、無駄なコストとリスクを減らせます。
③ 「次の行動」を1つに絞る
「お電話でご予約ください」「QRコードからWeb予約」など、患者さんに取ってほしい行動を1つに絞り、目立つ位置に置きます。検診の推奨時期を明記すると、「そろそろ行かなければ」という動機づけになります。
よくあるご質問
Q. 患者リストを預けるのが不安です。どんな体制で扱われますか?
A. 患者さまの住所・氏名は宛名印字と発送の目的にのみ使用し、契約に基づいて管理・処理します。委託先を選ぶ際のセキュリティ面のチェックポイントは、コラム「DM発送代行のセキュリティ」で詳しく解説しています。個別の運用フローについてもお気軽にお問い合わせください。
Q. 毎月100〜300通程度の少ない部数でも依頼できますか?
A. はい、最小100通から承っています。小ロットの場合、データに不備がなければ最短3営業日で発送可能なため、月次のリコール運用にも組み込めます。
Q. リコールはがきはどの送り方になりますか?
A. 文面の内容によって適した送り方が変わります。記載内容によっては信書に該当する可能性があり、その場合ゆうメールでは送れません。文面を拝見したうえで、適切な送り方を個別にご案内します。
まとめ
・クリニック・歯科のリコールDMは、カルテの住所を活かして全患者層に届けられる再来院施策
・一般的な検診案内は通常はがき、個別性のある案内は中面を隠せる圧着ハガキが向く
・患者情報への配慮が最優先。診療内容がわかる表現は表面に出さず、信書性は文面ごとに個別確認
・費用の目安はフルセットはがき79円〜/通、発送のみ63円〜/通(いずれも税別・個別見積で確定)
・最小100通〜・最短3営業日発送に対応しており、月次の定期発送に組み込みやすい
メールカスタマーセンターは年間3億通の発送を扱うDM発送代行会社です。リコールDMの形状選び・文面の信書チェック・月次運用の設計まで、まとめてご相談いただけます。
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