EC物販のDM同梱で再購入を増やす|LTV向上の実践法
「広告で新規は獲れているのに、2回目の購入につながらない」
「商品の同梱物を入れ替えたいが、印刷から封入・発送までバラバラで手が回らない」
「リピート施策をやりたいが、何を同梱すればLTVが上がるのか分からない」
EC物販・アパレルの事業者から、こうしたご相談をいただくことが増えています。
新規獲得の単価が上がり続けるなか、利益を伸ばす鍵は「一度買ってくれたお客さまにもう一度買ってもらうこと」、つまりLTV(顧客生涯価値)の向上です。そして、すでに住所が分かっている既存顧客に確実に届くDM・同梱物は、ECと最も相性のよい再購入施策の一つです。
本記事では、EC物販・アパレルに特化して「商品に同梱するDM」と「単独で送るフォローDM」をどう使い分け、再購入とLTVを伸ばすかを、実務の流れに沿って解説します。
なぜEC物販こそ「同梱DM」が効くのか
ECの同梱DMが強いのは、配送という「必ず開封される瞬間」に乗せられるからです。広告やメールと違い、商品を待っていたお客さまが箱を開ける高い熱量のタイミングで、追加の提案を確実に届けられます。
しかも、商品にチラシやクーポンを「一緒に入れるだけ」なら、発送そのものは元から発生しているため、追加の郵送コストはほぼかかりません。新規獲得の広告費と比べて、再購入の獲得コストを大きく下げられるのが同梱DMの本質的な強みです。
| 施策 | 届くタイミング | 狙い |
| 同梱DM(配送に同封) | 初回・リピート購入の到着時 | 次回購入の予約・クロスセル |
| フォローDM(単独発送) | 購入から数週間〜数か月後 | 使い切りタイミングの再購入喚起 |
| 休眠掘り起こしDM(単独発送) | 離脱から一定期間後 | 復帰クーポンで再来店 |
顧客の段階に応じたDMの送り分けの考え方は、DtoC企業に学ぶ6つのDMパターンでも詳しく解説しています。本記事はそのうち「EC物販・アパレルの同梱と再購入」に絞った実践編です。
同梱物に入れたい4つの再購入アイテム
「とりあえずチラシを1枚」では効果は限定的です。EC物販・アパレルで再購入とLTVに直結しやすい同梱物は、次の4つです。
①次回使えるクーポン・優待券
「次回◯日以内に使える割引」のように期限を区切ると、再購入の動機と緊急性を同時に作れます。固有番号をクーポンに印字(可変印字)しておけば、どの同梱物から再購入が発生したかを後で追えるようになります。
②サンプル・トライアル品
化粧品・サプリ・食品なら、別ラインのサンプルを同梱してクロスセルのきっかけにします。アパレルなら次シーズンの先行カタログが有効です。複数点を入れる場合は、封入点数に応じた封入作業が必要になります。
③定期購入・まとめ買いの案内
消耗品(化粧品・サプリ・食品・ペット用品)は「使い切る前に届く」体験が再購入の決め手です。定期便やまとめ買いの優位性を1枚で伝えるリーフレットを同梱します。
④QR・LINE連携を促す導線物
同梱物のQRコードから会員登録やレビュー投稿、SNSフォローへ誘導すれば、紙とデジタルの両方で接点を確保できます。紙のDMにQRを載せて効果を測る方法はQRコード付きDMのコラムも参考にしてください。
単独フォローDMで「使い切り」のタイミングを狙う
同梱DMが「到着時」を狙う施策だとすれば、単独で送るフォローDMは「使い切るころ」を狙う施策です。
たとえば30日分のサプリを買ったお客さまには、25日目あたりに「そろそろ無くなる頃ですね」というハガキやA4透明封筒(OPP)のDMを送ると、ちょうど補充したいタイミングに重なり再購入率が上がりやすくなります。アパレルなら、シーズンの切り替わりに合わせて新作カタログを送るのが定番です。
こうした単独フォローDMは、商品の配送とは別便になるため発送コストが新たに発生します。だからこそ、送り方の選び方がLTVの採算を左右します。
中身が「商品」か「紙だけ」かで送り方が変わる
EC物販のフォローDMは、中身によって最適な送り方が分かれます。
| 送る中身 | 向いている送り方 | ポイント |
| カタログ・チラシ・クーポン(紙のみ) | ゆうメール/A4透明封筒(OPP) | 大口割引が効きコストを抑えやすい |
| サンプル・小型商品(厚みあり) | ゆうパケット | 追跡あり・ポスト投函で再送品にも安心 |
紙のクーポンやカタログだけなら、透明封筒で中身を見せるA4 OPP袋DMが開封ハードルを下げつつ低コストです。サンプルや小物のように厚みがある場合は、追跡付きでポスト投函できるゆうパケット発送が向いています。
サンプル・小型商品の発送はゆうパケットが基準
厚みのあるサンプルやアパレル小物を再送する場合、ゆうパケットは「追跡あり・ポスト投函・宅配便より安価」という三拍子が揃い、EC物販のフォロー発送の基準になります。メールカスタマーセンターの特別単価(目安)は次のとおりです。
| 厚さ | 通常定価(税込) | メールカスタマーセンター 特別単価(税込・目安) |
|---|---|---|
| 1cm以内 | 250円 | 155円〜 |
| 2cm以内 | 310円 | 170円〜 |
| 3cm以内 | 360円 | 195円〜 |
厚さ3cmの場合、通常360円のところ約195円〜と、最大約45%のコスト削減が可能です(最大約45%減は厚さ2cm以上での目安。1cmは約38%減)。規格は「長辺34cm以内・3辺合計60cm以内・厚さ3cm以内・1kg以内」、配達は差出翌日〜翌々日が目安です。なお信書は送付不可、補償はありません。
※上表のゆうパケット価格は税込です。本記事のその他の価格(ゆうメール・OPP等)はいずれも税別の目安であり、混在にご注意ください。料金はすべて目安・税別(ゆうパケットのみ税込)で、最終的な金額は個別のお見積りで確定します。
在庫保管〜定期発送までまとめて外部化する
EC物販の再購入施策は「やったほうがいい」と分かっていても、印刷の手配・同梱物の在庫管理・封入作業・発送が事業者側に分散すると、結局回らなくなりがちです。
メールカスタマーセンターは、当社のゆうパケット発送実績(年間280万個超)をもとに、梱包・封入・ラベル印字・区分・差出まで一括で対応します。同梱物の在庫保管や定期発送にも対応するため、「1個から梱包〜差出まで巻き取る」かたちでEC・定期発送をまるごと外部化できます。物流全体の体制づくりはEC物流支援もあわせてご覧ください。
同梱物の差し替えや、新規同梱・フォローDM・休眠掘り起こしを段階的に増やしていく場合も、印刷込み・支給品の持ち込み・発送のみといった依頼範囲を、施策やコストに合わせて選べます。
よくあるご質問(FAQ)
商品の配送に同梱物を入れてもらうことはできますか?
はい、対応可能です。お預かりしている商品の発送時に、クーポンやチラシ、サンプルなどを封入してお届けします。封入する点数や種類に応じて作業内容が変わるため、点数とサイズをお知らせください。
サンプルや小型商品を追跡付きで安く送りたいのですが?
厚さ3cm・1kg以内であれば、追跡付き・ポスト投函のゆうパケットが向いています。当社の特別単価(税込・目安)は1cm以内155円〜、2cm以内170円〜、3cm以内195円〜です。最終金額は個別のお見積りで確定します。
クーポンやカタログだけを既存顧客に送る場合、何で送るのが安いですか?
紙のみのフォローDMであれば、ゆうメールやA4透明封筒(OPP)が低コストです。発送スケールによる大口割引が効くため、まとまった部数ほど1通あたりの単価を抑えやすくなります。価格は目安・税別で、個別見積で確定します。
同梱物の在庫管理や定期発送もお願いできますか?
はい。同梱物の在庫保管、定期発送、未着対応まで継続的にサポートします。梱包・封入・ラベル印字・区分・差出まで一括対応するため、EC・定期発送の業務をまとめて外部化いただけます。
まとめ
・EC物販・アパレルは、配送に乗せる「同梱DM」で追加コストを抑えつつ再購入を狙える
・同梱物はクーポン/サンプル/定期案内/QR導線の4つが軸
・使い切りタイミングを狙う単独フォローDMは、中身が紙ならゆうメール・OPP、商品ならゆうパケットが基準
・在庫保管〜定期発送まで外部化すれば、施策を続けやすくなりLTVが積み上がる
同梱物の入れ替えやフォローDMの設計、サンプル発送のコスト見直しなど、EC物販の再購入施策はお気軽にメールカスタマーセンターまでご相談ください。
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