ポストイン配達とは?メール便・ポスティングとの違いと使い分けを解説
ポストイン配達とは、地域の配布網を使って、指定した住所の郵便受けに直接投函する配送方法です。宛名を指定して届ける点はメール便と同じですが、配達網・料金体系・配達曜日が異なります。結論として、配送先が対応エリアに集中していて、重量のあるカタログやチラシを送る場合にコストメリットが出やすい配送方法です。本記事では、ポストイン配達の仕組みと、メール便・ポスティングとの違い、選ぶ際の注意点を整理して解説します。
ポストイン配達とは
ポストイン配達は、新聞販売店網をはじめとした地域の配布会社のネットワークを使い、宛名データで指定された住所の郵便受けへ投函する配送方法です。郵便・宅配事業者の全国網ではなく地域の配達網を使うため対応エリアは限られますが、その分、料金体系や配達曜日を柔軟に設計できるのが特徴です。
近年は配布員向けのアプリで配達状況を記録し、投函の実績をレポートで提出できるサービスも登場しています。追跡が標準では付かないメール便に対して、到達の証跡を残せる点が評価されています。
ポストイン配達・メール便・ポスティングの違い
「郵便受けに入れる」という点は3つとも同じですが、誰に届けるかと料金の決まり方が決定的に違います。
| ポストイン配達 | メール便(ゆうメール等) | ポスティング | |
| 届け先の指定 | 宛名(住所データ) | 宛名(住所データ) | エリア(軒並み配布) |
| 対応エリア | 限定(都市部中心) | 全国 | 全国 |
| 料金の決まり方 | 重量一律などシンプルな体系を採りやすい | 重量帯ごとに単価が上がる | エリア・部数・配布方式 |
| 単価の目安 | 54円〜/通 | 63円〜/通(特約ゆうメール) | A4 3.5円〜/枚 |
| 休日の配達 | 対応するサービスがある | 基本的になし | 配布計画による |
| 配達の証跡 | 完了レポート等を出せる場合がある | 標準ではなし | 配布報告 |
| 信書 | 不可 | 不可 | 不可 |
単価だけを見るとポスティングが圧倒的に安く見えますが、ポスティングは誰に届いたかを指定できません。既存顧客や会員など「この人に届けたい」相手がいる場合はポストイン配達かメール便、商圏内に広く配りたい場合はポスティング、という住み分けになります。エリア配布との比較はポスティングのページでも整理しています。
料金の考え方|重量一律型と重量帯型
ポストイン配達を検討するうえで最も重要なのが、料金体系の違いです。ゆうメールをはじめとする一般的なメール便は、重量帯ごとに単価が上がる仕組みになっています。つまり、ページ数の多いカタログや同梱物のあるDMほど単価が上がっていきます。
一方、重量一律型のポストイン配達では、上限重量までは重さが変わっても単価が動きません。当社のまちポス便の場合、300g以下であれば重量一律で54円〜/通(税抜)です。発送物が重いほど、重量帯型との差が広がるのがこの体系の性質です。見積もり段階で重量が確定していない企画でも、費用を読みやすいという利点もあります。
なお、まちポス便の対応エリアは東京23区の一部・神奈川県の一部です(順次拡大予定)。対応エリア外の宛先は、特約ゆうメールの63円〜/通(税抜)で全国へお届けします。※本記事の単価はいずれも税抜の目安です。仕様・部数・エリア・継続条件により変動しますので、正式な金額は個別のお見積りでご確認ください。
導入前に確認すべき3つのポイント
① 対応エリアと、エリア外の受け皿
ポストイン配達は対応エリアが限られます。重要なのは、エリア外の宛先をどう処理するかです。宛名データのうち対応分だけを抽出して配達し、残りは全国対応の配送手段に振り分けられれば、運用を変えずにコストだけを下げられます。この振り分けを発送代行会社側でやってくれるかどうかは必ず確認しておきましょう。
② 信書に該当しないか
ポストイン配達は非信書のみのお取り扱いです。これはメール便も同じで、請求書・許可証・招待状などは内容により信書に該当します。判断に迷うものは事前確認が必要です。詳しくは信書に該当するものの記事で解説しています。
③ サイズ・重量の規格
各サービスに上限規格があります。まちポス便の場合は縦36cm×横25cm×厚み3cm以内、300g以内です。A4サイズのカタログやチラシは概ね収まりますが、厚みのある冊子や同梱物が多い場合は事前に規格内かを確認しておくと安全です。
ポストイン配達が向いているケース
- 配送先が東京23区・神奈川など都市部に集中している
- ページ数の多いカタログやパンフレットを送っており、重量で単価が上がっている
- 休日に到着させたい販促(セール初日・イベント直前など)がある
- 「本当に投函されたのか」を記録として残したい
- 全量を切り替えず、エリア分だけ試してコストを比較したい
逆に、配送先が全国に散っている場合や、信書を含む場合は、特約ゆうメールをはじめとする郵便でのお取り扱いが基本になります。配送手段全体の選び方は配送方法の選び方の記事も参考にしてください。
よくある質問
Q. ポストイン配達とメール便は何が違いますか?
宛名を指定して郵便受けに届ける点は同じですが、配達網と料金の決まり方が異なります。メール便は郵便・宅配事業者の全国網を使い重量帯ごとに単価が上がるのに対し、ポストイン配達は地域の配布網を使うためエリアが限られる代わりに、重量一律などコストを読みやすい料金体系を採れる点が違いです。
Q. ポストイン配達で信書は送れますか?
送れません。ポストイン配達は非信書のみのお取り扱いです。請求書や許可証など信書に該当するものは郵便でのお取り扱いになります。
Q. 対応エリア外の宛先が混ざっている場合はどうなりますか?
宛名データのうち対応エリア分だけを抽出して配達し、対象外の宛先は特約ゆうメールなど全国対応の配送手段に振り分けるのが一般的です。リストの振り分けは発送代行会社側で対応できます。
Q. どのくらいの日数で届きますか?
サービスによりますが、当社のまちポス便では配布開始から5日以内に配達が完了します。休日も配達するため、週末に到着させたい販促にも使えます。
まとめ
ポストイン配達は、地域の配達網を使って宛名指定で郵便受けに届ける配送方法です。対応エリアが限られる代わりに、重量一律などの料金体系・休日配達・配達の証跡といった、従来のメール便にはない条件を選べます。都市部に配送先が集中していて、重量のある発送物を送っている場合は、一度エリア分だけで単価を比較してみる価値があります。
メールカスタマーセンターでは、まちポス便と特約ゆうメールを宛名データごとに振り分けて発送できます。印刷・封入から配達までの一括対応も可能です。詳しくはDM発送代行をご覧ください。
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