● DM発送代行業者の選び方!重視すべきポイントを解説

DM発送は、個人で行おうと思うと思いのほか手間がかかり、大変な作業です。

そこでおすすめなのが、DM発送代行業者に依頼すること。
DM発送業者に依頼すれば、DM発送にかかる時間やコストを大幅に削減できます。

しかしDM発送業者の選び方によっては、十分な結果が得られないこともあります。
その理由やDM発送代行業者の選び方、重要視すべきポイントをわかりやすく解説します。

DM発送代行の選び方!まずチェックすべきポイントは?

まずDM発送の代行業者を選ぶ前に確認しておきたい項目がいくつかあります。

初めてDMを発送する人は、失敗を防ぐためにどこをチェックするべきかしっかりと覚えておきましょう。

ここからは、DM発送代行のチェックすべきポイントを解説していきます。

発送したい数に対応しているか

まずは発送する数を確認しましょう。

DMの発送代行業者を選ぶ上で、自分がどのくらいのDMを発送したいのかを確認しておくことが重要です。DM発送代行業者には、5万通以上の大ロットを扱う大口業者、5万通未満の中ロットを扱う中口業者や、小規模なDM枚数に対応している小口業者があります。

それぞれの特徴を確認しておきましょう。

大口DM発送代行業者

大口DM発送代行業者では自動封入機やラッピングマシーンなどを使い、何百万、何千万通という大量に発送するDMに対応しています。

発送したいDMの枚数が大量にあるという場合にも、問題なく対応してくれる業者です。

中口DM発送代行業者

中口DM発送代行業者は、数万通から数十万通のDM発送に対応できる業者です。

機械作業と手作業を併用して作業を行います。発注のタイミングによって大口にも対応できる場合があり、幅広い案件を受け付けている業者が多いことが特徴です。

小口DM発送代行業者

小規模なDM発送代行は一般企業のDM発送を得意とする業者です。
DMの枚数は数百通から数万通ほどの枚数に対応していますが、なかには数十枚の超小ロットにも対応してくれるところもあります。

DM発送代行業者に依頼する場合、枚数が多くなくては受け付けてもらえないと思いがちですが、大量に発送したい場合や少ない枚数を発送したい場合など、それぞれに対応しているかをチェックしておくことで、発送したい数に合う業者を選ぶことができます。

デザインから発送まで一貫してまかせられるか

DMを発送する際には、まずDMのデザインから始めなければなりません。
印刷の規定に沿ってデザインした後に印刷し、DMの宛名印刷・封入作業などを経て発送となります。

以前はDMのデザインから印刷までを印刷業者に依頼し、発送は発送代行業者に依頼する方法が主流でした。しかし、その場合には少なくとも2社以上の業者に依頼することになり、時間もコストもかかってしまいます。

そこで現在では、ワンストップで依頼できるDM発送代行業者が増えています。
DMの発送業務を一括して委託できるかは、DM発送代行業者を選ぶ上で重要なポイントといえるでしょう。

デザインから印刷、発送代行業務までを一括して業務委託すれば、業務負担を減らし、コストの削減が期待できます。

デザインはサンプルを確認する

DMのデザインは発送したお客様の開封率につながる重要なポイントです。
しかし、DM発送が初めてという方や、デザインの知識がないという人にとってDMのデザインは大変な作業になります。

DM発送代行業者に依頼する前に、デザインから作成して貰えるのかをチェックしておきましょう。デザインのサンプルが準備されている業者を選ぶと、依頼した後のイメージの相違が少なくなります。

納期までのスピード感

イベントやキャンペーンが急に決定したとき、印刷や準備に時間がかかる業者へ依頼すると、間に合わなくなる可能性もあります。

急にDM発送が必要になった場合は、短納期でDM発送ができる代行会社を選びましょう。
あらかじめ短納期に対応しているDM発送代行会社に依頼すれば、短い納期のなかで印刷から発送までをスピーディに行ってくれます。

依頼から発送までのスピードが早い業者を選ぶ

DMの依頼から発送までにかかるスピードは、業者によって異なります。
デザインデータを用意した状態で依頼すれば入稿から発送まで最短3日で行える業者や、印刷だけの依頼なら翌日納品可能な業者など、対応はさまざまです。

通常依頼より多少割高になりますが、急いでいるときにこそDM発送代行の利用価値があると言えるでしょう。

料金は適切か

 

DM発送代行業者では、料金が適切であるかを確認しておくことも重要なポイントです。

依頼する業者を一社に絞って依頼するのではなく、できるだけ比較をして選ぶようにしましょう。ただし、あまりに料金だけにこだわるのも考えものです。たとえば、わずかに安いという理由でA社を選んだものの、B社の方が特典・やってくれることが多くお得だった、ということになりかねません。

適正料金の範囲内であれば、料金だけでなく、総合的な負担も考慮して決めるようにしましょう。
■DM発送代行業者の価格相場
DMの料金はサイズと発送数によって大きく変わります。

たとえば、普通はがきなら2,000通で65~72円程度、5,000通で58~65円程度、10,000通となれば55~60円程度となるでしょう。A4サイズの一般的なDMであれば、2,000通で85~100円程度、5,000通で76~90円程度、10,000通では73~80円程度となります。  

料金を見ていくと、最も安く送れる組み合わせは普通はがきで大量発送する方法とだとわかります。

しかし、オプションやDMの仕様、納期などにより金額が異なるため、正確な金額を知りたい場合は、希望するDMの仕様と納期に従って見積もりを取るのがおすすめです。

DM発送の実績

DM発送の実績を確認しておくことも、DM発送代行業者を選ぶ上で重要なポイントです。

業者の公式サイトで、どのような実績を持っている会社なのかを確認しておきましょう。
これまでに数多くの企業と取引している会社や、DMの取り扱い数の多い会社、創業から長く営業している会社などには、安心して仕事がまかせられます。

口コミや評判

DM発送代行業者の口コミや評価などを確認しておくことは、代行業者の信頼性を確認するために有効な方法です。

しかしSNSや掲示板などの口コミは、信ぴょう性の高いものを見分けることが難しいといえます。そのため、確実な口コミや評価での情報を得るために、利用経緯がわかるものや信ぴょう性の高いものを参考にしてみましょう。

DMの追跡調査の可否

費用をかけてDM発送代行を依頼しても、しっかりと発送されていなければ意味がありません。サービスを検討しているときや見積もり依頼のとき、代行業者から運送業者へDMが渡されたときに発行される発送証明書のコピーを送付してもらえるかの確認をしておきましょう。

また追跡調査ができるサービスを扱っているかを調べておくことも重要です。
追跡調査は、万が一未配達だったときのトラブルを回避できます。

■追跡調査が必要でない場合
追跡調査が必要でない場合もあります。

発送代行業者の中には、DMの配送方法をクロネコDM便や飛脚メール便などの追跡調査がついているサービスに限定されているところも少なくありません。

もし追跡調査のサービスが必要でない場合は、自分のニーズに合わせて最適な発送方法を最安値で提案してくれる業者を選ぶことをおすすめします。

まとめ

DM作成や発送に時間がかかり、自分たちの業務に専念できないという場合はDM発送代行業者がおすすめです。

しかしDM発送代行業者により、サービスの内容や料金設定は異なります。チェックすべきポイントを依頼する前に確認しておき、信頼できる業者なのかを見極めておきましょう。

ニーズに合わせて最適な発送方法を安く提案してくれる業者なら、安心してまかせられます。
そうした業者に出会えるよう、複数の会社に目星を付け、情報収集を行うことをおすすめします。